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桐生、9秒台へ弾み=期待膨らむ快発進―テキサス陸上

(2015/3/29-15:16)

 日本短距離界念願の「10秒の壁」突破を目指す桐生が、今季初戦で会心の走りを見せた。今季は8月の世界選手権にピークを持って行く計画で、今回のレースは「試合の感じを確かめるくらい」(桐生)の位置付けだった。土江コーチも「10秒2か3で走れれば御の字」と話していた。追い風3.3メートルの参考記録とはいえ、想定を上回る好結果で、今後への期待が一層膨らんだ。

 東洋大に進学した昨年の桐生は、日本選手権で初優勝し、世界ジュニア選手権では銅メダル。一定の成果は残したが、左太もも裏の肉離れなど故障が多く、力を発揮し切れない面も否めなかった。高校時代よりもレベルが上がった大会に対応し、予選から全力で数本のレースをこなすための体ができていなかったのが原因の一つだった。

 故障が癒えた昨秋以降はその反省を生かし、筋力トレーニングに取り組んだ。左右の体のバランスを整え、苦手だったスタートの改善も目指してきた。「高校最後(の時期)だし、妥協する部分もあった。ほとんど練習していなかった」という昨年同時期とは大きく異なる充実したオフを過ごし、新しいシーズンを迎えていた。

 次は4月18日からの織田幹雄記念国際(広島)に出場する。17歳だった2年前に10秒01をマークした相性のいい大会で、1998年に伊東浩司が出した10秒00の日本記録更新を狙う。「しっかり走りたい。タイムが出やすいし、期待されると思う」と意欲を燃やした。

[時事通信社]


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