陸上男子短距離のロンドン五輪代表、山県亮太（２２）が２３日、横浜市で催された慶大卒業式に出席した。卒業後はセイコーホールディングスに入社し、８月の世界選手権（北京）での好成績を目指す。「社会人として、結果にこだわってやっていく気持ちを新たにした」と決意を述べた。

　オフは筋力トレーニングに精力的に取り組み、尻や太ももが大きくなるなどパワーアップ。「体の変化が表れている。限界を超えられる器を手に入れた」と話し、男子１００メートルで１０秒０７の自己記録更新と９秒台に向けた自信をのぞかせた。世界選手権後には、米国に活動拠点を移す計画も明かした。　

［時事通信社］