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RUNNERS WOMAN

ビギナー女子の素朴な疑問に答えます!【第6回】 5km走れるようになりました! まだレースを考えるのは早い?


今月の質問 5km走れるようになりました! まだレースを考えるのは早い?

Q. なんとか5km程度なら休まず走れるようになりました。短い種目もあると聞きますが、大会に出るにはもっと走力に余裕がないと厳しいでしょうか? 皆さんの大会デビューはどんな状況でしたか?

ビギナー女子のこんな質問について、埼玉県本庄市で開催された「本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソン大会」に出場した女性ランナーに聞いてみました。

左から:猪狩 岬さん、田沢 晴美さん(教育系の会社のお仲間、いずれもランニング歴5年)

左から:猪狩 岬さん、田沢 晴美さん
(教育系の会社のお仲間、いずれもランニング歴5年)

「5km走れるなら大丈夫。大会に出られますよ!」
と口をそろえてレース出場を勧めてくれたおふたり。
猪狩さん(左)は走り始めて3カ月ほどで10kmレースに出場。
田沢さんも半年ほどで6kmのレースにエントリーしたそう。
「初レースは、気持ちよく楽しく走れました。その後ハーフなど年に2回程度走っています。そろそろフルにも出場しようかな」(猪狩さん)
「大会に出ると練習では体験できないような楽しさがありますよ。
いまは年6回くらい出ています。
名古屋ウィメンズや東京マラソンにも出ました。
来シーズンは青梅マラソン完走を目指しています!」(田沢さん)


伊澤 希代美さん

伊澤 希代美さん(看護師・ランニング歴5年)

走り始めて半年後、地元の10kmの大会にエントリーした伊澤さんは、
自分の走力をしっかり把握したうえで大会出場を決めた慎重派。
「1時間続けて走れるようになったとき、車で距離を測ってみたんです。
10km程度だったので、出場できるかなと…」
そのデビュー戦では思っていたより順位がよく「頑張ればもっとよくなるのでは?」と、練習にも力が入り、それからはあちこちの大会に出場。
現在はフルマラソンを含んで年間20大会くらい出るようになったとか。
「走るだけでなく、いろいろな人と出会えて、おいしい食べ物など
その土地の魅力を発見できるのも楽しいですよ!
最初は5km程度のレースから始めてみてはどうでしょう?」


左から:田村有沙さん(ランニング歴1年)、浅田尚江さん(ランニング歴8年)

左から:田村有沙さん(ランニング歴1年)、
    浅田尚江さん(ランニング歴8年)

建築資材の会社にお勤めのおふたり。
「5km走れるなら、5kmの大会はもちろん、思い切って10kmの大会に
エントリーしてみては?」と言うのはランニング歴8年の浅田さん(右)。
「エントリーすることで、トレーニングのモチベーションも上がるし、
大会では応援もあるので頑張れますよ」
浅田さんご自身は、走り始めて4カ月後に北軽井沢の10kmの大会に出場。
一方、まだ走り始めて1年の田村さん(左)は、3カ月ほどでいきなり27kmのトレイルランでレースデビューを果たしました。
「トレイルランは山の木々の中を走れて楽しいですよ。
今回は3回目の大会出場で12kmのクロカンレースに出場します」


左から:SMさん(ランニング歴1年)、MFさん(ランニング歴3年)

左から:SMさん(ランニング歴1年)、MFさん(ランニング歴3年)

職場の仲間でともに薬剤師のおふたり。
「いま5km走れるなら10kmの大会に、10km走れるならハーフマラソンに
エントリーしても大丈夫だと思います!  大会に申し込めば、練習も真剣に
なるし、レースのときはいつも以上に力が出ますから」
SMさんは、昨年10月からトレーニングを開始して1月には八丈島のハーフマラソンでレースデビュー。一方MFさんのほうは、まだ学生だった3年前に、
約3カ月の練習を経ていきなりフルマラソンでデビューしたそう。
「沿道の応援が嬉しくて、本当に楽しかった!」


関口 美奈さん(ランニング歴7年)

関口 美奈さん(ランニング歴7年)

「初レースは走り始めて2年ほどしたとき、10kmのレースでした」
このとき1時間以内に走れたら、ランニングを続けようと思い、
現在も続けているという関口さん。
大会に出るごとに「もっと長い距離を!」「もっとたくさん出よう」
というように自然になっていったとか。
「いまではフルマラソンをはじめ、月1回は大会に出るようになっています。
大会にエントリーするから練習にも力が入ります」
今回は10歳の息子さんも2kmの部に出場。
親子そろって一緒にランニングが楽しめるのってうらやましい!


渋沢 夏枝さん(ランニング歴3年)

渋沢 夏枝さん(ランニング歴3年)

ダイエットのためにウォーキングから始め、1年後に友人に誘われるまま、初めてレースに出場したのが、新潟県の「寺泊シーサイドマラソン」の5kmの部。
「このとき、なんと入賞できたんです! レースに出ること自体とても楽しいうえ、大会にエントリーすると、目標をもって走り続けられるのがいい点です。
私も、大会に出ていなかったら、こんなに続けられなかったかもしれません。
走る仲間も増えますよ」


鈴木 由美子さん(グラフィックデザイナー・ランニング歴25年)

鈴木 由美子さん(グラフィックデザイナー・ランニング歴25年)

ランニングをしていたご主人の影響で、走り始めて1年後に、
「KUMAGAYAさくらマラソン」の5kmの部でレースデビュー。
「練習とレースの違いは、まずスタートのときの緊張感!
最初のレースではそれがとても心地よかったんです(笑)」
初レースのときは、いつもの練習以上に頑張ってしまい、かなり苦しい思いも
したけれど、「もっと練習したい!」と思ったとか。
「今では年間12大会くらいレースに出場しています!
去年は1年間故障で棒に振ったけど、次のシーズンは
フルマラソン4時間切りを目指します!」


大澤 つる子さん (ランニング歴20年)

大澤 つる子さん (ランニング歴20年)

47歳から走り始めてすでに20年という走歴をお持ちの大澤さん。
走り始めたきっかけはジョギング教室に参加したこと。
そして、まだほとんど練習をしないうちに大会に出場してしまったそう。
「職場の仲間に誘われて地元の元旦マラソン(5km)に参加したんです。
このとき、みんなと一緒に走るのが楽しいし、完走もできて!
そこから大会に出るのが病みつきになりました(笑)」。
その後フルマラソンにも出るようになり、ホノルルマラソンや、東京マラソン
にも出場。今年になってからも、今回ですでに12大会目の出場と言います。
「レースの前は嬉しくて、遠足の前の子どもみたいなワクワクした気持ちに
なります(笑)」


左から:五十嵐 邦子さん、鈴木 華恵さん(ともにランニング歴18年)

左から:五十嵐 邦子さん、鈴木 華恵さん(ともにランニング歴18年)

「私の場合、いきなり3kmの大会でレースデビューして、5km、10km、
ハーフ…と少しずつ大会の距離を延ばして、フルマラソン出場までが
だいたい半年でした」(五十嵐さん)
「最初は皇居でやっている5kmのイベントに参加。その後、ほとんど
トレーニングせずにホノルルマラソンに出てしまいまして…、
ちゃんと練習して大会に出るようになったのは2年後のことです(笑)」
(鈴木さん)
そんな鈴木さんも、今ではフルマラソンやウルトラマラソンで、
旅行を兼ねて遠い大会にエントリーするのが楽しみとのこと。
「北海道(サロマ)、宮崎(青島太平洋)、那覇、丹後…
いろいろ行きました!」(鈴木さん)
「練習は別々だけど、一緒に大会に出て、終わった後に打ち上げて。
これが楽しいんです!」(五十嵐さん)


左から:福田 香奈さん、柿澤 香那さん(ともにランニング歴1年)

左から:福田 香奈さん、柿澤 香那さん(ともにランニング歴1年)

高校時代の同級生で出場。
昨年のこの大会で、運動経験ゼロから突如2kmでレースデビュー。
「まったく練習せずに出場し、レースは疲れたけれど、お祭りみたいな感じが楽しくて!」
その後、6月、9月、10月と、5kmや10kmの大会に出場。着実に距離を延ばしているおふたり。
「今回はじめてハーフマラソンに出場します!」
そうです、いきなりレースデビューから始まるランニングライフもありなんです! そしてふたりとも見事ハーフマラソンを完走しました。


加藤 佳奈江さん(ランニング歴16年)

加藤 佳奈江さん(ランニング歴16年)

12kmクロスカントリー(女子39歳以下)で見事1位となった加藤さんは、
昨年6月に第2子を出産し、ただいま育児休暇中。
「今のうちに身体を元に戻そうと、今大会にエントリーしました」
高校1年のときから競技者として走っていた加藤さんに、ビギナーが初めて大会に
出るまでのトレーニングについてアドバイスをいただきました。
「初心者だとまだ脚の筋力が弱いと思うので、不整地のクロカンコースのような
ところで、ゆっくりジョグするのはとても効果的で楽しい練習ですよ。
だいぶ暖かくなったので、春夏もののカワイイウエアを準備して、
気持ちを盛り上げて走ってみてはどうでしょう?」


森 美香さん(ランニング歴7年)

森 美香さん(ランニング歴7年)

職場が変わり家から近くなったので、朝の時間をもてあまして始めたのが
ランニング。
「走り始めて1年弱で厚木の10kmのレースで大会デビューしました。
当日は雨だったけど、そのときの高揚感は忘れられません。
1回出たらはまりますよ」
ゴールしたとき一瞬つらいいけど、またすぐに「出なきゃ」と思うそう。
「大会にエントリーすると、走るモチベーションが変わります。
いまではフルやハーフも含めて年間3,4回出場しています。
来週富士五湖の71kmに出場します。今日はそのための最後の調整レースです」
坂道練習を入れるようになって、最近速くなってきたことを実感しているそう。


古川 美佳さん(公務員・ランニング歴7カ月)

古川 美佳さん(公務員・ランニング歴7カ月)

10月に、ジムのランニングマシーンで走り始めて、
今回がレースデビューという古川さん。
ランニングマシーンを利用する一方で、15km程度のトレランツアーに
参加してみたりと、インドアとアウトドアの両方からアプローチしたとのこと。
「今回は、途中、歩いてもいいからお花見がてら出てみようとエントリー
しました。少しくらい無理と思っていても、意外に走れるものですね。
せっかく大会に出るなら、コース上の景色がいい大会などを選ぶと
楽しいと思います」



取材・撮影にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!


取材にご協力いただいた大会

本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソン

4月12日(日)
埼玉県本庄市



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