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RUNNERS WOMAN
Q. なんとか5km程度なら休まず走れるようになりました。短い種目もあると聞きますが、大会に出るにはもっと走力に余裕がないと厳しいでしょうか? 皆さんの大会デビューはどんな状況でしたか?
ビギナー女子のこんな質問について、埼玉県本庄市で開催された「本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソン大会」に出場した女性ランナーに聞いてみました。
「5km走れるなら大丈夫。大会に出られますよ!」
と口をそろえてレース出場を勧めてくれたおふたり。
猪狩さん(左)は走り始めて3カ月ほどで10kmレースに出場。
田沢さんも半年ほどで6kmのレースにエントリーしたそう。
「初レースは、気持ちよく楽しく走れました。その後ハーフなど年に2回程度走っています。そろそろフルにも出場しようかな」(猪狩さん)
「大会に出ると練習では体験できないような楽しさがありますよ。
いまは年6回くらい出ています。
名古屋ウィメンズや東京マラソンにも出ました。
来シーズンは青梅マラソン完走を目指しています!」(田沢さん)
走り始めて半年後、地元の10kmの大会にエントリーした伊澤さんは、
自分の走力をしっかり把握したうえで大会出場を決めた慎重派。
「1時間続けて走れるようになったとき、車で距離を測ってみたんです。
10km程度だったので、出場できるかなと…」
そのデビュー戦では思っていたより順位がよく「頑張ればもっとよくなるのでは?」と、練習にも力が入り、それからはあちこちの大会に出場。
現在はフルマラソンを含んで年間20大会くらい出るようになったとか。
「走るだけでなく、いろいろな人と出会えて、おいしい食べ物など
その土地の魅力を発見できるのも楽しいですよ!
最初は5km程度のレースから始めてみてはどうでしょう?」
建築資材の会社にお勤めのおふたり。
「5km走れるなら、5kmの大会はもちろん、思い切って10kmの大会に
エントリーしてみては?」と言うのはランニング歴8年の浅田さん(右)。
「エントリーすることで、トレーニングのモチベーションも上がるし、
大会では応援もあるので頑張れますよ」
浅田さんご自身は、走り始めて4カ月後に北軽井沢の10kmの大会に出場。
一方、まだ走り始めて1年の田村さん(左)は、3カ月ほどでいきなり27kmのトレイルランでレースデビューを果たしました。
「トレイルランは山の木々の中を走れて楽しいですよ。
今回は3回目の大会出場で12kmのクロカンレースに出場します」
職場の仲間でともに薬剤師のおふたり。
「いま5km走れるなら10kmの大会に、10km走れるならハーフマラソンに
エントリーしても大丈夫だと思います! 大会に申し込めば、練習も真剣に
なるし、レースのときはいつも以上に力が出ますから」
SMさんは、昨年10月からトレーニングを開始して1月には八丈島のハーフマラソンでレースデビュー。一方MFさんのほうは、まだ学生だった3年前に、
約3カ月の練習を経ていきなりフルマラソンでデビューしたそう。
「沿道の応援が嬉しくて、本当に楽しかった!」
「初レースは走り始めて2年ほどしたとき、10kmのレースでした」
このとき1時間以内に走れたら、ランニングを続けようと思い、
現在も続けているという関口さん。
大会に出るごとに「もっと長い距離を!」「もっとたくさん出よう」
というように自然になっていったとか。
「いまではフルマラソンをはじめ、月1回は大会に出るようになっています。
大会にエントリーするから練習にも力が入ります」
今回は10歳の息子さんも2kmの部に出場。
親子そろって一緒にランニングが楽しめるのってうらやましい!
ダイエットのためにウォーキングから始め、1年後に友人に誘われるまま、初めてレースに出場したのが、新潟県の「寺泊シーサイドマラソン」の5kmの部。
「このとき、なんと入賞できたんです! レースに出ること自体とても楽しいうえ、大会にエントリーすると、目標をもって走り続けられるのがいい点です。
私も、大会に出ていなかったら、こんなに続けられなかったかもしれません。
走る仲間も増えますよ」
ランニングをしていたご主人の影響で、走り始めて1年後に、
「KUMAGAYAさくらマラソン」の5kmの部でレースデビュー。
「練習とレースの違いは、まずスタートのときの緊張感!
最初のレースではそれがとても心地よかったんです(笑)」
初レースのときは、いつもの練習以上に頑張ってしまい、かなり苦しい思いも
したけれど、「もっと練習したい!」と思ったとか。
「今では年間12大会くらいレースに出場しています!
去年は1年間故障で棒に振ったけど、次のシーズンは
フルマラソン4時間切りを目指します!」
47歳から走り始めてすでに20年という走歴をお持ちの大澤さん。
走り始めたきっかけはジョギング教室に参加したこと。
そして、まだほとんど練習をしないうちに大会に出場してしまったそう。
「職場の仲間に誘われて地元の元旦マラソン(5km)に参加したんです。
このとき、みんなと一緒に走るのが楽しいし、完走もできて!
そこから大会に出るのが病みつきになりました(笑)」。
その後フルマラソンにも出るようになり、ホノルルマラソンや、東京マラソン
にも出場。今年になってからも、今回ですでに12大会目の出場と言います。
「レースの前は嬉しくて、遠足の前の子どもみたいなワクワクした気持ちに
なります(笑)」
「私の場合、いきなり3kmの大会でレースデビューして、5km、10km、
ハーフ…と少しずつ大会の距離を延ばして、フルマラソン出場までが
だいたい半年でした」(五十嵐さん)
「最初は皇居でやっている5kmのイベントに参加。その後、ほとんど
トレーニングせずにホノルルマラソンに出てしまいまして…、
ちゃんと練習して大会に出るようになったのは2年後のことです(笑)」
(鈴木さん)
そんな鈴木さんも、今ではフルマラソンやウルトラマラソンで、
旅行を兼ねて遠い大会にエントリーするのが楽しみとのこと。
「北海道(サロマ)、宮崎(青島太平洋)、那覇、丹後…
いろいろ行きました!」(鈴木さん)
「練習は別々だけど、一緒に大会に出て、終わった後に打ち上げて。
これが楽しいんです!」(五十嵐さん)
高校時代の同級生で出場。
昨年のこの大会で、運動経験ゼロから突如2kmでレースデビュー。
「まったく練習せずに出場し、レースは疲れたけれど、お祭りみたいな感じが楽しくて!」
その後、6月、9月、10月と、5kmや10kmの大会に出場。着実に距離を延ばしているおふたり。
「今回はじめてハーフマラソンに出場します!」
そうです、いきなりレースデビューから始まるランニングライフもありなんです! そしてふたりとも見事ハーフマラソンを完走しました。
12kmクロスカントリー(女子39歳以下)で見事1位となった加藤さんは、
昨年6月に第2子を出産し、ただいま育児休暇中。
「今のうちに身体を元に戻そうと、今大会にエントリーしました」
高校1年のときから競技者として走っていた加藤さんに、ビギナーが初めて大会に
出るまでのトレーニングについてアドバイスをいただきました。
「初心者だとまだ脚の筋力が弱いと思うので、不整地のクロカンコースのような
ところで、ゆっくりジョグするのはとても効果的で楽しい練習ですよ。
だいぶ暖かくなったので、春夏もののカワイイウエアを準備して、
気持ちを盛り上げて走ってみてはどうでしょう?」
職場が変わり家から近くなったので、朝の時間をもてあまして始めたのが
ランニング。
「走り始めて1年弱で厚木の10kmのレースで大会デビューしました。
当日は雨だったけど、そのときの高揚感は忘れられません。
1回出たらはまりますよ」
ゴールしたとき一瞬つらいいけど、またすぐに「出なきゃ」と思うそう。
「大会にエントリーすると、走るモチベーションが変わります。
いまではフルやハーフも含めて年間3,4回出場しています。
来週富士五湖の71kmに出場します。今日はそのための最後の調整レースです」
坂道練習を入れるようになって、最近速くなってきたことを実感しているそう。
10月に、ジムのランニングマシーンで走り始めて、
今回がレースデビューという古川さん。
ランニングマシーンを利用する一方で、15km程度のトレランツアーに
参加してみたりと、インドアとアウトドアの両方からアプローチしたとのこと。
「今回は、途中、歩いてもいいからお花見がてら出てみようとエントリー
しました。少しくらい無理と思っていても、意外に走れるものですね。
せっかく大会に出るなら、コース上の景色がいい大会などを選ぶと
楽しいと思います」
取材・撮影にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!
本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソン
4月12日(日)
埼玉県本庄市