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RUNNERS WOMAN

5月だって真夏並みに降り注ぐ! ランナー的☆紫外線ケア PART1


5月だって真夏並みに降り注ぐ! ランナー的☆紫外線ケア 【PART1】

春の肌は夏よりも紫外線ダメージを受けがち!



桜も散ってすがすがしい新緑の季節。
キラキラ降り注ぐ木漏れ日のなかのランニングって最高~~! 


「たとえ新緑の爽やかな季節でも、紫外線の量はもうすっかり多くなっているんですよ。年間でも5月から8月までがピークの量なんです」

そう教えてくれたのは、自身もランナーでありアンチエイジングサロンを経営する長原裕美さん。じりじりと太陽の照りつける夏場こそ日焼けやシミに直結しそうですが……。

「実は肌にとっていちばん気をつけなくちゃいけないのは、ちょうど陽射しが強くなってくる今の季節。冬の間の乾燥でバリア機能が弱まり、肌は無防備な状態にあるんです。そこに紫外線を直接浴びてしまうと、肌が受けるダメージは、夏以上に気をつける必要があるんですね」

そうなんですか! たしかに冬場の乾燥肌からの変化に春の肌は戸惑っているような気が。
でもさすがに晴れている日は日焼け止めを塗るようにしてるし……!


「実は雲りの日こそ要注意なんです。雲を通すと紫外線も乱反射して、肌が受ける紫外線量はむしろ晴れの日より多いぐらいになるんですね」

そういえば横断歩道の眩しすぎる白やスキー場の雪の反射も、ふつうに太陽を浴びるより強くなると聞いたことが……!
日焼け止めに関してはすでに真夏並みに注意すべきということですね。でも夏みたいにすぐ日焼け肌になるって感じじゃないからシミになって残るイメージはないのですが……。


「いえいえ、シミは肌の内側から生まれてくるもの。シミのもとになるメラニンは、もともと身体にある物質ではありません。紫外線を浴びた際の、身体の防御機能によってできるんです」

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「紫外線を浴びるとメラノサイトという細胞が刺激され、血中から皮膚に供給されたチロシンという物質がチロシナーゼという酵素の分子によって形を変え、メラニンになってしまいます。つまり肌の奥にシミの素ができて、肌のターンオーバーとともに表面に上がってくるんですね」

美容的にはありがたくないけど、身体としては頑張ってくれてるんですね(涙)。



シミだけじゃなくシワやたるみまで? 紫外線おそるべし!


「ランニング時にサングラスをする方が多いと思いますが、紫外線対策にとても有効なんですよ。目から入る紫外線が脳に指令を出させ、肌にメラニンを生成させてしまうからです」

ええ! 肌に? サングラスって、目そのものだけを守るためにするものじゃかったんですね……!!

「さらに紫外線が怖いのは、肌の水分も奪うところなんです。水分を奪われた肌はバリア機能が崩れてしまうので、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった透明感やハリを保つ成分が失われていくことに。結果的に、シワやたるみ、肌荒れにつながります。私たちの業界でも、アンチエイジング対策=紫外線対策と言っても過言ではないほど。お肌の老化を早めるいちばんの敵は、なんといっても紫外線なんです!!」

がーん。美肌も気にしたいけど、やっぱりできれば気持ち良くランニングしつつキレイになりたいんですけど……(涙)!

「私もランナーですからよく分かりますよ~。ヨガやエアロビクスなど屋内スポーツのインストラクターさんには、肌がすごくきれいな方が多いんです。運動によって肌の新陳代謝が良いのはもちろん、やっぱり紫外線を多く浴びてないからですね。でもアウトドアスポーツを楽しむなら、紫外線とのお付き合いは避けられません。だかこそ適切なスキンケアが大切。美肌をキープしたランニングライフ、目指しましょう!」


⇒次回のPART2では、いよいよ超気になる紫外線ケアを紹介します!!

                                                               イラスト/タバタノリコ



プロフィール

長原裕美さん

ながはら・ひろみ/アンチエイジングエステサロン「La chou*chou ラシュシュ」(東京・中野区)代表兼セラピスト。リンパドレナージュ、栄養学、生理解剖学にも精通し、自身も陸上部出身のランナー。「ランニングは屋外スポーツですからどうしても紫外線は切り離せません。だからこそスキンケアをしっかりして思い切り走りましょう!」

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