stress fractures
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走り込みによる疲労骨折を防ぎたい
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他のスポーツと比べても発汗量が多いランニングは、体内の水分だけでなく、カルシウムも身体の外へ流れてしまう。月間走行距離が300kmを超えるようなランナーは、オーバーユースによる疲労骨折の危険性も高くなる。牛乳や小魚など、比較的カルシウムの吸収率が良い食品を積極的にとるようにしよう。さらに効率をあげるために、サプリメントでの補給も意識するとよい。
■カルシウム
【こんなランナーに】
骨を強化したい人
【効果的なとり方】
カルシウムの吸収を促進するビタミンDと同時に摂取することが重要。また、リンの摂取量がカルシウムの摂取量を上回ると、カルシウムの吸収が悪くなるので、ひじきやめざしなど、カルシウムに対してリンの含有量が少ない食品を意識的に食べるのもポイント。
【多く含む食品】
乳製品、小魚、ひじき
■ビタミンD
【こんなランナーに】
骨を強化したい人
【効果的なとり方】
ビタミンDはビタミンD前駆体が体内で変化してつくられる栄養素。紫外線を浴びると皮膚のビタミンD前駆体がビタミンDに変わり、体内に蓄積されるため、食品から摂取するだけでなく日光にあたることも重要。
【多く含む食品】
いわし、かつお、まぐろ、しらす干しなど
■リン
【効果的なとり方】昨今の食生活ではリンが不足することはほとんどない。リンのとりすぎはカルシウムやマグネシウムの吸収を妨げるので注意すること。