ランニング用語事典

発汗

sweating

汗は、運動時の身体の体温調節機能として重要な役割を果たしている。汗1gの蒸発により0.585kcalの気化熱が奪われて体温が下がる。たとえば、体重60kgのランナーがフルマラソンで、2520kcalを消費したとすると、そのうちの60?80%が熱として代謝され、体温を上昇させる。仮に80%が熱に代謝されたとすると、2016kcalとなるので、汗をかかなければ、約40℃(2016kcal÷60kg÷0.83(人体の比熱))も体温が上昇してしまうことになる。これを防ぐために、身体は少なくとも3.5リットル(2016kcal÷0.585kcal)の汗をかいて、体温を下げている。

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