ランニング用語事典

ダイエット(減量)★

dieting

本格的にダイエットをしたい

減量のためには、摂取エネルギーよりも消費エネルギーを増やすことで体内の体脂肪を消費することが重要。食事制限も伴うが、基礎代謝を上げ、安静時の消費エネルギーを増やしたり、「体脂肪燃焼効果」を上げる栄養素をとるのが望ましい。体内に入った脂肪を筋肉細胞内にある脂肪燃焼炉「ミトコンドリア」へ運ぶ役割を果たすカルニチンや、糖や脂肪をエネルギーに換えるコエンザイムQ10などを含んだ食品やサプリメントを摂取するのがよい。また、運動中の持久力を高めるためにアミノ酸(特に分岐鎖アミノ酸)を摂取することも減量の効果を上げることにつながる。減量中は整腸作用のある食物繊維の摂取も忘れないようにしたい。食物繊維には満腹感を得ることができ、脂肪の吸収を抑える働きもある。

カルニチン
【多く含む食品】
羊の肉やカツオ、赤身の肉
コエンザイムQ10
【多く含む食品】
普段食べる機会が少ない食材のため、サプリメントの利用が有効。
食物繊維
【こんなランナーに】
便秘に悩む人、減量中の人
【効果的なとり方】
食品に手を加えるほど、食物繊維が失われるため原型のまま食べるのが理想。ただし、急激に摂取量を増やすと腸内細菌の発酵によってガスがたまったり、下痢になる可能性が出る。そのため、レース前は控えた方がよい。また、摂取量が増えると水分必要量も増えるため留意してとること。
【多く含む食品】
野菜(特に根菜類)、果物、穀物(特に雑穀類)
脂肪
【効果的なとり方】
肉やバターなどに含まれる「飽和脂肪酸」に比べ、魚や植物油などに含まれる「不飽和脂肪酸」のほうがエネルギーに変わりやすく、病気や障害を防ぐために必要な必須脂肪酸を多く含む。そのため、油の種類を見て摂取する必要がある。

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