最近では、ウオーキングもすっかり定着してきました。ウオーキングは、いつでもどこでも誰でも手軽にできるポピュラーな運動です。わざわざトレーニングウエアに着替えなくても、そのままの格好でスニーカーをはき、外に出ればOK。道路や公園、どこでもウオーカーに会えるようになりました。ウオーキングは、老若男女、少々疾病のある人でも障害者でも可能です。こんな点が、多くの人々に抵抗なく受け入れられる理由でしょう。
またウオーキングは、持久力の向上や減量にも効果があります。ランニングと比べると、ケガが少ないという特徴もあります。
そのため、日頃あまり運動しない人はウオーキングから始めるといいでしょう。持久力も向上し、減量効果も出てくるでしょう。しかし、ふだんからランニングをしている人がウオーキングをしてもトレーニング効果はありません。これは、ウオーキングの運動強度が低いためです。ランナーが、ウオーキングでトレーニング効果を上げようと思ったら、体重の40%の重さのリュックを背負って歩いたり、上り坂や階段を足早に歩いたりするといいでしょう。
トレーニング効果が期待されるウオーキングのスピードは、時速6~8kmが理想とされています。このスピードで30分以上、余裕をもって歩ける場合は、もはやトレーニング効果が期待できないレベルまで体力が達しているということです。そういう場合は、やはり走ったほうがより大きなトレーニング効果が期待できます。