朝も夜も忙しくて、とても走る時間がないという人、最後の切り札は「通勤ランニング」です。デイパックを背負って、さっそうとオフィス街を駆け抜けるランナーを見たことはありませんか?
通勤ランニングには、走行距離を延ばせる、その日の体調がわかる、通勤ラッシュを避けられる、帰りに走れば疲れやストレス解消になるというメリットがあります。
通勤ランニングは、必ずしも行きと帰りの両方行う必要はありません。夜飲みに行くことが多い人や、暗い夜道が不安という人は朝走る、朝は身体が重いから嫌という人は夜走る、というように自分の生活スタイルや勤務形態に応じて通勤ランニングを始めましょう。最初から「毎日走らなければいけない」「往復走る」と決めないで、「走りたい時だけ走る」「雨の日は休む」と気楽に構えた方が長続きします。自宅から会社まで距離のある人は、途中まで電車やバスを使えばいいでしょう。これは、逆に言うと、走る距離を自由に選べるということ。とにかく最初は無理せず、一駅手前で降りてそこから走る。そして、荷物をどうするか。通勤ランニングに使うのはデイパックが便利です。その中身は、着替えの下着、ワイシャツ、ズボン、タオル、財布、雨具 (ビニール袋に入れておきます)。
通勤ランニングの達人のひとりは、荷物を減らすこんな工夫をしています。
月曜日にまとめて下着、ワイシャツ、ランニングウエアなどを持っていくのです。するとふだんの荷物は小銭くらいですむので、帽子の中にはさめば手ぶらで走れるというわけです。
いろいろ試してみて、自分にふさわしい方法をみつけましょう。