インターバルトレーニング(以下インターバル)とは、急走(速いペースで走る)を緩走(ジョグ)でつなぎ、それを繰り返すトレーニングです。インターバルはスピードの養成を目的とし、短期間でその効果が表れます。
インターバルはトラックで行うのが一般的です。それは、距離がはっきりしている、そのためタイムの管理がしやすいという利点があるからです。しかしインターバルは、トラックがなければできないわけではありません。誰でも簡単にできる方法を紹介しましょう。
●道路脇の電柱を目安にして、まず電柱2本分の距離を速く走る、次の2本分をゆっくり走る、を繰り返す。
●坂のあるコースでは、上りを急走、下りを緩走、これを繰り返す。
●タイマー付きのストップウォッチ、もしくはGPSウォッチを使って、タイマーの音を頼りに走る。つまりタイマーを1分(または2分)おきに鳴るようにセットし、アラームが鳴ったら急走、次のアラームで緩走、を繰り返す。
インターバルも、このように工夫次第で誰にでもできるようになります。しかし、インターバルは身体に大きな負担をかけるので、故障の可能性も高くなります。回数を加減し、前後にウォーミングアップ、クーリングダウンを忘れずに行いましょう。