発達段階にある子供の骨は、軟骨部分が多く、まだ未完成です。筋肉・腱の発達もゆるやかで、骨や関節の発育に対応した十分な筋肉がついていません。これが子供の骨の特徴です。一般的に、青少年期に激しい運動をしても、痛みもなく、正しい運動管理がされている限り、成長期の障害になることはないでしょう。
青少年期のランニングで注意すべきは、以下の通りです。
(1) 筋力を鍛えること
足首、下腿、ひざ、股、大腿、腹筋など。子供にはマシンを使わないで。
(2) 非科学的なトレーニングをしないこと
うさぎとび、ひざを伸ばしたままで行う腹筋などはしないでください。故障を招くことも。
(3) 走った後のストレッチを念入りに
(4) 休養、栄養、睡眠をしっかりと
疲れたら休む、くらいの勇気を持ちます。規則正しい食生活と十分な睡眠も必要。
(5) クロストレーニングを
水泳、サイクリングは、ランニングの補助トレーニングとして役立ちます。
さらに、青少年期はランニングに限らず、いろいろなスポーツに挑戦し、スポーツの楽しさを知ることがとても大切です。それが生涯スポーツの実践へとつながっていくのです。