60歳を越えても、元気に走っている方はたくさんいます。若くはつらつとしたその姿を見るたび「自分も、年をとっても走っていたいな」と思います。生涯、健康ランニングを続けたいと願う市民ランナーの方は、以下の点に注意して走るといいでしょう。
●上り坂は歩く
心肺機能が衰えて、すぐ息が切れるという人は、もう少しペースを落とします。上り坂は歩くつもりで。
●晴走雨休
雨の日は道路がすべりやすい上、視界も悪くなります。こんな日に高齢者は転びやすいのです。骨折して入院となれば大変。「晴走雨休」を心がけて。
●夏場のレースには要注意
気温27℃以上、湿度70%以上の悪条件のレースは、身体へかかる負担が非常に大きくなります。途中リタイアする勇気も大切です。
●おしゃれなウエアで走る
若くないからといって、よれよれの格好で走っていると、惨めな気持ちになります。時にはおしゃれなウエアにも挑戦してみましょう。
60歳を過ぎたら、日々の身体の状態を十分に把握し、ランニングを生活の一部にすることができれば、生活の質も向上し、より充実した後半の人生を送ることができます。「マイペース」「無事故」をモットーに走り続けましょう。