シューズのひもの通し方には何種類かありますが、ここでは代表的でかつ有効なものをあげましょうたかがひもの通し方ですが、フィット感も変われば故障を防いだり、走りにも微妙な影響を及ぼすものです。
●オーバーラップ
常に上から下に通す。ひもが緩みにくいのが特徴。レース向き。
●アンダーラップ
常に下から上に通す。多少のあそびができて、いい意味でゆるみや動きが出るため、レース後半に足がむくんで痛くなる人や甲高、幅広の足の人に向き。
また、この2つの特徴を利用して、穴の途中からアンダーに変えるなど、いろいろ試してみて自分にあった通し方を見つけてみてください。
近年、目にする断面の丸いひもは締めやすく、多少の可動域があるのが特徴ですが、滑りやすくほどけやすいというデメリットもあります。締めやすさとほどけ難さを実現した丸平ひも(断面が楕円形)というのもあります。
私のお勧めは、1番上の補助穴を使った結び方です(イラスト3参照)。かかとを包み込むようなフィット感が得られ、緩みにくいのが特徴です。締め過ぎると足首が苦しくなるので注意が必要ですが、試しにやってみてください。
イラスト/げんゆうてん