レース用とトレーニング用 シューズは、大きく次の3つに分けられます。
●レーシングシューズ
その名の通り、主にレースで使用するもので、スピードが最大限に出るように軽量(片足で約250g未満)で、ソール(シューズ底)が薄くなっています。
脚力があり、遅くとも5km20分以内で走れる力のランナーが対象です。レーシングシューズには、ある種の癖があるものが多いので、いろいろはいてみて、自分にふさわしいものをみつけましょう。
初心者、または走力のないランナーが、レースだからと言ってこのレーシングシューズをはくと、走りがシューズに合わず、筋肉や関節にも負担がかかり、足を痛める可能性があります。
●トレーニングシューズ
ソールが厚く、少し重め(300~350g程度)。スピードより足の保護を優先して作られ、着地時の衝撃吸収性や安定性に優れています。通常のトレーニング、LSD、レース前のウォーミングアップ、通勤ランなど幅広い使い方ができます。初心者はもちろん、上級ランナーも1足はそろえておきたいシューズです。体重のある人にもお勧めです。なお、初心者がレースに出る時は、このトレーニングタイプのもので十分です。
●レースとトレーニング兼用シューズ
このシューズは、長めのペース走(1km4分などと一定のペースを決めて走る練習)に適しています。中・上級ランナーのフルマラソンのレース用に使用されることが多いようです。