ランニング中の腹痛の原因は、主に2つ考えられます。ひとつは、消化不良などにより、体内にガスがたまっている場合。もうひとつは、腹部の血流が不足するため、酸素不足から腸がけいれんを起こしている場合です。
対策としては、まずペースを落とし、深呼吸を繰り返します。ガスが原因の場合は、しばらくペースを落として走っていれば、いずれ回復してきます。ペースを落とし、深呼吸を繰り返すことで、腹部へ送られる酸素の量が増え、酸素不足による腹痛も解消されるでしょう。中途半端にペースを落とし、痛みを我慢して走るより、最初に思い切ってペースを落としてしまった方が、痛みを長引かせずにすみます。
それでも治らない場合は、思い切って立ち止まり、深呼吸をしたり、体側部のストレッチングをしてみましょう。
ランニング中、たびたび腹痛を起こす人は、走る前にどんなものを食べたかを記録しておきます。それによって、自分なりの避けるべき食品や、レース前の適切な食事のタイミングがわかってくるはずです。