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ランナーは「水」が命

昔のように「運動中は水を飲まない方がいい」と思っているランナーは、まずいないでしょう。走ると、身体から大量の水分が失われます。特に高温下でのランニングはたくさんの汗をかくため、身体の水分喪失は大きくなります。

体内の水分は、生理学的にも重要な役割を担っています。たとえば、血液が体内を循環するためには、血液中に十分な水分が必要だし、汗をかいて体温を調節するのにもたくさんの水分が必要になります。その他、体内でできた老廃物を尿として排泄したり、腸から栄養を吸収したりするのにも水分は欠かせません。つまり、人間の身体が正常に機能していくためには、どうしても水分が必要なのです。

日頃から積極的に水を飲み、身体に十分な水分を蓄えておくと、体内では正常な新陳代謝が行われ、老廃物もスムーズに排泄されていきます。この結果、良い体調が維持できるのです。

レース前はもちろん、日常生活でも積極的に水を飲みましょう。これを「ウォーターローディング」と言います。最初は、1日1.5リットルの水を、何度もこまめに飲むことから始めましょう(1回250ml以下)。ウォーターローディングの効果として、体調を維持するほかに、夏場でも高い運動能力が保てる、疲労が残りにくいなどがあります。

水分補給にはスポーツドリンクやジュースでもいいのですが、これらは飲み過ぎると太ってしまいます。ノンカロリーの水、できれば水道水よりも、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなど)が豊富なミネラルウォーターが理想でしょう。

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