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貧血予防、激しい運動後には「鉄分」

ランニングを続けていると、貧血になりやすいと言われます。この原因は、ランニングによって生じる大量の汗。水分と共に鉄分も排出されるため、汗をかけばそれだけ体内の鉄分が失われるというわけです。

さらに、ランニングの結果、足の裏の赤血球が破壊されて血液中のヘモグロビンが減少すること、また筋肉組織の損傷により、ミオグロビン(鉄たんぱく質)が減ることも貧血の一因となります。

ヘモグロビンやミオグロビンの構成要素である鉄が不足すると、疲れやすい、動悸、息切れのほか、食欲不振、集中力低下につながります。そのため激しい運動の後には、十分に鉄分を補給する必要があります。

鉄分は、あさり、しじみなどの貝類、ひじき、のりなどの海草類、赤身の肉や魚、卵黄などに豊富です。貧血にはレバーがいいとよく言われますが、レバーにはビタミンAも非常に多く、ビタミンAの過剰摂取は肝機能障害につながる危険もあるので、週に2、3回程度がいいようです。

鉄は、ビタミンCやクエン酸と一緒に取ればよく吸収され、緑茶や紅茶などのタンニンを含むものや、大豆、牛乳などのたんぱく質と一緒に取ると吸収が悪くなります。いずれも同じ食事での摂取は避け、ずらして取るようにしましょう。

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