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ランニングの疲れを取るツボ

筋肉は、疲労すると弾力性がなくなり、硬くなる傾向にあります。それを和らげるのに効果的なのが「ツボ刺激(ツボ)」です。ツボを探す目安は、押すと痛い、気持ちがいい、あるいは他と違う感触がするという箇所です。ツボを押すポイントは、親指をツボに対し垂直に力が加わるように当て、当てた親指にゆっくり力をいれて2、3秒止め、ゆっくり力を抜いていきます(5~10回繰り返す)。押す力は、気持ちよく感じる程度とし、力を入れ過ぎないのがポイントです。以下、ランニングの疲れを取るツボを紹介します。

1.大腿部のツボ
●風市(ふうし)
「気をつけ」の姿勢で立った時に中指が当たるところ。腸脛靭帯という太い靭帯の中にあり、大腿部側面の疲労に有効。

●血海(けっかい)
膝蓋骨(お皿の骨)の内側縁の延長線上、膝蓋骨から3寸(指4本分)上のところ。内側広筋という筋肉の上にある。大腿部前面、特に、ひざ関節付近の疲労に有効。

●箕門(きもん)
血海から6寸(指4本分×2)上。大腿直筋と縫工筋という筋肉の間にある。大腿部前面の全体的な疲労に有効。


2.ひざ関節部のツボ
●委中(いちゅう)
ひざの真裏で、ひざを曲げた時にしわがよる部分があるが、その真ん中。ひざ関節、大腿部、下腿部、いずれの疲労にも有効。

3.下腿部
●足三里(あしさんり)
脛骨(すねの骨)を下からすり上げてきて止まるところの2寸(指3本分)外側。前脛骨筋という筋肉の中にあります。下腿部前面及び足関節部の疲労に有効。

●承山(しょうざん)
アキレス腱からふくらはぎの筋肉に移る中央のくぼみ。腓腹筋という筋肉の下縁にある。下腿部の疲労に有効。

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