お風呂に入れば、心も身体もリフレッシュ。でも、どういう入浴法がランナーにとって効果的なのでしょうか。
レース後など、疲れがたまっている時は「低温浴」を実施しましょう。これは、水温38~39℃くらいの湯に30分~1時間ほどかけて入り、じっくりと身体を温める方法です。かなり「ぬるめ」に感じますが、時間をかけて入ることで芯から温まることが目的です。のぼせず長時間入るためには、換気扇を回すか、窓を少し開けておくことです(露天風呂のような屋外の風呂がベストの環境です)。
温泉の場合は問題ありませんが、家庭のお風呂で、さら湯の場合、1時間も入浴するとなると、かなり肌がふやけてきます。入浴剤を使うのもいいでしょう。浴後の保温効果も高まります。
風呂の中では肩までつかります。ただぼんやりつかっていないで、この機会を利用して身体全体をチェックします。酷使した筋肉や足の裏、足の指先、身体の末端部分などを、張りがないかどうか、手を使っていたわるように確認します。湯船の中では、筋肉が温まり、かつ浮力があるためマッサージもしやすいのです。時には、全身をもみほぐしてみましょう。
なお、夏場は低温浴よりも「高温浴」がいいでしょう。43℃くらいのお湯に2~3分の入浴。夏場は冬よりも基礎代謝(新陳代謝)が低下しているので、低温に長時間入るのは、それだけで疲れる原因になります。
入浴後は、水やスポーツドリンクなどでしっかり水分を補給しましょう。ビールは入浴後ならけっこうですが、入浴前のアルコールは絶対にやめましょう。